何だか会話が盛り上がってくると、怒り口調になってしまう人がいます。「怒ってるの?」と聞いても、本人はびっくりした表情・・。あなたの周りに、そんな男性や女性はいませんか?
また、何かを議論したり、蚤の席で盛り上がっていると、ついつい怒り口調になってしまってしょっちゅう反省している方は、何とかして怒り口調になる癖を直したいですよね?
そこで今回は怒り口調をする側、される側に役立つ情報を紹介します。これを読めば、怒り口調に悩まされることがなくなるかも!?
そもそもなぜ、怒ってもいないのに激しい口調になってしまうのか?その心理と併せて対処法も紹介します。
怒り口調になっても怒っていない・・。不思議ですよね。しかし、自分が不満に感じている話題に熱中していると、ついつい口調が荒くなってしまうと考えれば納得できませんか?
別に話している相手に怒っているわけではありません。だから、「怒っているの?」と聞かれると驚くし、言われた相手に申し訳ないと反省するのです。
もし、相手が不満に思っている話題で怒り口調になったときは、この可能性が非常に高いでしょう。
自分が思っていることを上手く伝えられない人は結構います。そんな時、普通だとモジモジして話をやめてしまったり、他の人が会話に入ってきたりします。
しかし、自分の興味がある話題を楽しんでいると「自分の感想を何とかして相手に伝えたい!こんな情報もあると教えてあげたい!」と何とかしようと食い下がる人もいます。そんなもがいている姿が、周りの人に怒り口調だと感じさせてしまうのです。
自分は会話にのめり込んで楽しんでいるのに、怒っていると思われたら当然びっくりしますよね?頭の中で話したいことが整理できていなくても、彼らなりに必死でコミュニケーションを取ろうとしているのです。
元々、がさつで口調の激しい人っていますよね。ただ、大人になるにつれて、そんな喋り方ではいけないと綺麗な言葉遣いをするように心がけるはずです。しかし、家族や仲の良い友達には本来の自分をさらけ出していることでしょう。
無礼講の飲みの席や相手との距離が縮まったと思った時、あまりにもその場が楽しかった時などに、隠していた素の自分がポロッと出てしまうことがあります。要するに、気を許したということですね。
このようなケースでは、本人は素なのですから何とも思いません。しかし、周りはいつもとのギャップで怒り口調だと受け取ってしまうのです。
偉そうに上から目線で命令口調で話す人とは違い、会話が盛り上がると自然と激しい口調になってしまう人は、ほとんどの場合周りにいる人に好意を抱いています。
ただ、相手がどう思っていようが、怒り口調になった相手の話を聞くのは苦痛ですよね。そんな時は、話の腰を折るのが最善の方法です。相手が不満に思っている話題や、熱中して必死に説明する話題を別の方向へ発展させるのです。
相手の怒り口調の時は、色々なワードが次から次へと飛び出しているはず。その中から、きっかけを見つけて「そういえば、○○なんだけど・・」と自然と方向転換すれば、相手も少しはクールダウンできるでしょう。
もう一つ話の腰を折る方法があります。それはゆっくり落ち着いて話すことです。会話はテンポが大切です。テンポ良くキャッチボールできると、どんどん話が進んでいきます。相手の声量やスピードにつられてしまうからです。
この法則を逆手にとって、大きな声で早いスピードになった会話をクールダウンさせるのです。あなたが落ち着いて優しくゆっくり話し出すと、相手もつられてスピードと声量を落とすはずです。
別に相手は怒っているわけではありません。会話のテンポをスローにすれば、普段通りの話し方に戻るでしょう。
ここまで読んで、怒り口調の心理や対処法を理解できたと思います。ただ、「自分もそういうところあるんだよな・・」って人、意外と多いはずです。相手を不快にさせないためにも、この癖は直しておくことをお勧めします。
怒っている時に、怒り口調を出さないのは難しいです。しかし、会話にのめり込み過ぎて激しい喋り方になっているだけなら、3つのことに注意するだけで改善できます。早速、解説していきます。
会話にのめり込み過ぎると、ついつい自分ばかり話してしまいがちになります。それが行き過ぎて独壇場となり、気持ちとは裏腹に怒り口調になってしまうのです。
大切なのは、周りの人との会話の量のバランスです。自分ばかり喋らないように、相手の話が終わるまでは割り込まないとルールを作りましょう。
言いたいことがあっても、相手の話を聞いてから話し始める。これだけで、会話のスピード違反を防げますよ。
怒り口調を防ぐためには、別に会話の中だけでコントロールする必要はありません。最も簡単なのは、自分の興味のある話題の最中にトイレにいくことです。
トイレに行けば一気にクールダウンすることができるだけでなく、戻ったときに話題が変わっていることもあります。興味がある話題は腹八分目で席を立つ。これを心がけてください。
自分の興味がある話題だから、トイレに行こうと思っても席を立てない!そんな人もいると思います。そんな時は、興味のある話題を発信するのではなく、受信することに集中してください。
気になるジャンルの映画や本やテレビは、黙って楽しめますよね?気になることをネットで調べているときに、独り言を言っている人はいないでしょう。それでも十分満足できるはずです。
それと同じように、興味がある話題になったら、「○○って、実際どういうことなの?」「○○についてはどう思う?」と相手に意見を求めましょう。その意見を楽しんで、相手が話し終わったら、最後に一言感想を言うつもりで話せばOKです。
楽しい席から怒り口調を消すために大切なことは、会話のテンポが暴走しないようにコントロールすることです。
相手をどうこうしようとするのは無理な話です。しかし、会話のテンポなら怒り口調をする側も、される側もある程度コントロールできるはずです。