「あの子は昭和の女っぽいよね」そんなふうな会話を耳にしたことはありませんか?また、あなた自身人から「古き良き時代の女性っぽい」なんて言われたこともあるかもしれません。だけど、それって褒め言葉なの?と疑問に思ってしまいますよね。
古き良き時代の女性とは、一体どんな女性のことなのでしょうか?この記事で詳しく解説していきます。
昭和の時代は、「女は半歩下がって、男の後をついていく」というのが男女の美徳とされていました。だけど、今は何かと男女平等が当たり前の時代です。「女も前に出ていいんだ!」と声高に叫ばれています。
そんなふうに時代は変わっても、男性は内心「女性よりも上に立っていたい」と願っていたりします。ですので、男と対等に張り合おうとする今時のキャリアウーマンは、意外とモテなかったりするのです。
一方で、古き良き時代の女性は、「男を立てる」というのが当たり前に身についています。決して出しゃばらず男をフォローするその姿勢は、まさしく男が求める女性の鏡です。たとえ時代錯誤だとしても、結局昭和の女がモテてしまうのです。
古き良き時代の女性の魅力は、なんと言っても上品で女らしいところです。昭和の時代は礼儀作法に厳しく、「男は男らしく、女は女らしく」を徹底して子供を育てた家庭も多かったものです。また、昭和は恥じらいを大切にしていた時代です。そんな中で、自然と上品に育つ女性が多かったのかもしれません。
一方で、現代の女性はそんな上品さと恥じらいを失った人も多いものです。電車で平気で化粧をしたり、大股開きで座ったり・・。そんな女性を見て目を潜める昭和のレディも少なくありません。
時代は変わっても、やはり上品で女らしいことは大切なことです。ぜひとも昭和の女を見習いたいところですね。
昭和の女は基本的に身持ちが堅いです。貞操観念があり、恋愛にも真面目です。どちかかと言うと、男性に対しては奥手です。
最近の傾向では、男性は草食系男子が増え、反対に女性はガツガツした肉食系女子が増えているようです。少し頼りない奥手な男に対して、臆せず攻めていける女性も多いのです。
そんな中で、控えめで奥手な女性というのはレアな存在です。恋愛に奥手な女性に対して、男性は「今時珍しい女性だ」と好意的にとらえているのでしょう。
昭和の女には最新のデジタルツールは似合いません。また本人も、「機械はちょっと疎くて」「インターネットは怖いから、SNSはやらない」なんていう古風なところがあります。
そんな女性は、電車の中ではもっぱら読書です。きちんと背筋を伸ばして、脚もしっかり閉じて、黙々と読書に集中する。そんな姿は背中を丸めてスマホをいじる女性の中で、とても凜として見えます。
すぐに情報が得られるスマホではなくて、じっくり読んで知性を深めていく読書の方が、昭和の女には似合っているのです。時には時間をかけて、自分の教養を楽しく磨く・・。そんなスローな時間を、古き良き時代の女性は好みます。
昭和の時代というのは、今に比べて貧しく、物も全然ありませんでした。便利な現代社会とは大違いで、生きるだけで精一杯という人たちも多かったのです。そんな時代に生きた人たちは、じっと堪え忍ぶ強さを身につけています。
「昭和の女っぽい」と言われる女性も、そんな日本人のDNAを強く受け継いでいるのかもしれません。辛い時も弱音を吐かず、じっと耐え抜くことができる。みんなが愚痴ってしまうような状況でも、「毎日こうして生きているだけでありがたい」という感謝の気持ちを忘れない。そのような強さと賢さがある女性なのです。
昭和というのは、何かと物がない時代でした。ですので、おじいちゃんおばあちゃん世代だと、ご飯を残したり何かを捨てるだけで「もったいない」なんて叱る人も多いかもしれません。「なるべく無駄にしない」「使える物は捨てずに最後まで使い切る」が肌に身についている世代なんですね。
そんな古き良き時代の価値観は、現代では「ケチくさい」なんて言われることが多いです。だけど、ケチと節約家は似て非なる物です。何が何でも安く済まようとするのはただのケチです。一方で、物があることに感謝して、最後まで大切に使い、無駄を生まないのが正しい節約家のあり方です。
また、ちゃんと節約ができる女性に対して、男性は「いいお母さんになりそうだな」と好意を抱きます。節約家な女性はちゃんと貯金をしていて、将来設計をしています。男性は「結婚するならこんな女性がいいな」と考えてしまうのです。
昭和の女と言うと、割烹着を着たお母さん的存在を思い浮かべる人が多いようです。現代においては共働きの夫婦が当たり前ですが、昭和の時代は「女は家の中で家庭を守る」という価値観が根強かったです。
社会の中で前に出て何かと主張しようとする現代の女性に比べて、家庭の中で誰かの支えとなることを生きがいとしている昭和の女・・。そのあり方は、真逆だと言えます。だからこそ、昭和のお母さん的存在はレアなのです。
母性本能が強く、世話好きで家庭の細々したことをするのが大好き。毎日美味しいご飯を作りながら、家族の帰りを笑顔で待っている・・。こんな古風なあり方が、古き良き女の特徴と言えそうです。
昭和という激動の時代を生き抜いてきた女性。優しげに見えるけれど、実は芯が強いところがあります。納得できないことにはきちんと抗議したり、一度決めたことは曲げなかったり・・。穏やかなだけが、昭和の女じゃないんですね。
強さと上品さを両方持っている、それは昭和の女の魅力です。ただ、時にはその気持ちの強さが、頑固に見えてしまうこともあるようです。考え方が古かったり、少し頭が硬いところがあるので、まわりの人から「なんでそんなに意固地なの?」と思われてしまうんですね。
そういう頑固さに目をつぶれば、昭和の女の芯の強さはとても魅力的です。
雰囲気が柔らかく、おしとやかに見える古き良き時代の女性。実は、心の中には気高い部分を秘めていたりします。昭和の女は実はプライドが高いのです。
では、昭和の時代のプライドとは、一体どのようなものなのでしょうか?それは日本人の恥じらいと美意識から出ているものだったりします。
「日本人として、こんな行いをするのは恥ずかしい」「こんな姿は人様には見せられない」そういう意識が気高さを生むのですね。日本人とは元来、控えめに見えながらもプライドが高い国民なのです。
現代社会では、残念ながらそんな日本人のプライドも失われつつあるようです。人の目も気にせず勝手な行いをしたり、平気で人に迷惑をかけたり・・。そういう女性も少なくありません。昔の日本人の心を忘れないようにしたいものですね。
古き良き女の価値観の中には、「そんなの古臭い!」と思われそうなものもあるようです。確かに時代は変わっていきますし、女性のありようもどんどん変化していきます。それでも、古い時代のいいものをなるべく残していくことが大切ですよね。
特に古風な女性は、現代社会でも意外と男性にモテます。ぜひこの記事を参考にして、あなたの中の古風なところを伸ばしてみてくださいね!