小学生時代ならまだしも、職場や大学のサークルなどいい年して、仲間外れにする人たちを見ると「この人たちは一体どういう精神構造をしているのだろう?」と疑問に思ってしまいますよね。
いくら悩んでも事態は良くならないこともありますので、ここではそうした人たちの心理状態について挙げていきましょう。
結束を強めるためには、共通の好きなものを持つよりも、共通の敵を作った方が結束力が強まると言われています。
好きなものが共通である場合、その好きな対象に対する思い入れや熱の高さで、また優劣などの上下関係ができてしまうとか。
一方、共通の敵ならお互いが責められることもなく、同調していればいいので共通意識がより仲間意識をた高めます。
そんなに嫌いでもないし、特別な恨みも無いけれど同調している人が多いせいで大きな母体に感じてしまうかもしれませんが、この場合案外脆い絆である場合が多いのも特徴です。人員の配置換えや新年度などの契機を境に収まることもあります。
一方、その仲間外れにしている人自身が、学生時代から全く人間的に成長していないというケースも挙げられます。
本来ならばわざわざ仲間外れにする必要などまったくないのに、意図的に悪意を出してくるのは人間的な成長が足りていない証拠です。
気分はまだまだクラスにいるボス猿気取りの場合、その人自身に変化が訪れない限り、なかなか事態が改善していくことは難しいかもしれません。事故に遭ってしまったくらいの認識で、深く関わらない方が賢明でしょう。
田舎では都会からやってきたよそ者に厳しく迫害的といった都市伝説のようなものも聞きますが、実際に遠方から嫁いできた女性が田舎の年配の方々の悪口や仲間外れに悩んでいるという声があるのも事実です。
狭い世界で過ごし続けていると、もはやそういった仲間外れも娯楽の一つくらいにしか相手が思っていないことも。
また自分は「見定めてやる」くらいの上から目線と絶対の自信を身に着けていることも多いので、話し合うことで歩み寄ることのできる相手ではないことも。育った環境や風土が違うのだから、と諦めた方が早いでしょう。
同じ日本でも違う国出身のような温度差を感じるかもしれませんが、長い人生をかけて形成された人格であるゆえに、なかなか埋められるものではありません。
一方、プロジェクトのリーダーに抜擢されたりと躍進している人を、嫉妬心から仲間はずれにする大人もいます。
これはどんな華やかな業界においても耳にすることもあるので、いい大人でも自身の嫉妬心には打ち勝てないのかもしれませんね。直接的に何かすることはできないからこそ、陰湿な手段で嫌がらせをしているととらえることができます。
才能を持って妬まれる側にいる人は、その能力に対する税金みたいなもので、この先どの場面でも起こりうることとも考えられます。気にせず躍進していける強さを身に着けるいい機会くらいに捉えていくといいかもしれませんね。
容姿が優れていたり、正義感が強くリーダーシップのある方は、どこにいっても同じような人間が現れることを想定しておきましょう。
話し合いや放っておくなど、その都度そのシーンで有効的な立ち回り方を身に着けるなど処世術を考えてみては。
嫉妬心や何か面白くないと感じる部分があっても、仲間外れという集団で嫌がらせ行為に走るのは大人として不適切な行動です。
そうした人達と関わることで心が疲弊してしまう前に、その人達には精神的な部分で見切りをつけて自分のペースを大切にしていくことを意識していきましょう。