「彼女の心と体は俺のもの!」という、彼女に対して征服欲を持つ男性は、決して少なくありません。
好きな人には一途に愛してもらいたいものですが、男性の征服欲に関しては、愛情表現ではなく、ただ重いだけだと感じてしまうものでしょう。
男性は、なぜ服従欲が強いのでしょうか?今回は、男性の征服欲心理を5つご紹介します。
基本的に、男性はプライドが高い人間であり、些細なことでも悔しさを感じてしまうものです。
一見、争いごとが苦手で穏やかな表情に見える男性であっても、他人にバカにされることや、自分の趣味などを否定されること、そして得意分野で敗北してしまうと、態度には出さなくとも、内心は悔しい気持ちでいっぱいでしょう。
さまざまな敗北を重ねて人間は成長していくものですが、成長と同時に劣等感も積み重ねてしまい、「自分は劣っている人間なんじゃ…?」という不安にもつながってしまいます。
そういった感情から自分を救うために、征服欲が強くなり、自分を好きでいてくれる女性に対し、自分のことを一番に考えるように要求します。
長く交際していると、お互いの信頼関係も固いものとなり、いつしかお互いに欠かせない存在となるものです。
しかし、何年交際を続けていても、恋人のことを全く信用できない男性も珍しくはありません。常に彼女を疑い、服従欲を前面に出すことで、彼女が自分を裏切らないようにします。
女性側が男性を信用していたとしても、男性の気持ちが服従欲のまま変わらないのであれば、女性としては交際し辛いかもしれませんね。
過去に交際していた女性に浮気をされたり、急に別れを告げられるなど、恋愛絡みの心の傷を抱えている男性も、服従欲が強い場合があります。
この場合、もう二度と傷つきたくないという防衛本能が働き、彼女が絶対に自分を裏切らないように、服従欲をむき出しにしています。
彼女が信用できない男性も、過去に女性に裏切られたため、女性不信になってしまったケースもあるでしょう。
こういったタイプの男性は、根本に抱える傷を癒さない限り、服従欲を抑えることは難しいですね。
一昔前と比べると、バリバリ働く女性や夢を追いかける女性も増加し、男性中心の社会ではなくなりました。しかし、未だ多くの男性が、女性よりも男性の方が上の立場、という考えを持っているため、男社会の風潮は未だ根強いです。
現在の10代から20代といった若者世代の中にも、「彼女は彼氏の言うことを何でも聞くのが普通!」という、亭主関白的な考えを持っている男性は珍しくありません。
束縛を好む女性にとっては、こういった男性に魅力を感じるものなのかもしれませんが、女性も活躍する現在の社会においては、あまり好かれる男性とは言えないでしょうね。
劣等感やトラウマなど、男性が抱える闇が理由で服従欲が強い男性は多いのですが、彼女を愛しすぎるという理由で、服従欲が強くなってしまう男性も少なくはありません。
毎日電話などで、何をしたのか、何を食べたのか、誰と会ったのか、などと、ひとつひとつ細かく聞いてくることもあり、全て愛情が高すぎるゆえにしてしまうことなのです。
彼女のことが好きすぎるゆえの征服欲、というケースもありますが、さまざまなマイナス感情が原因で、征服欲が強くなってしまう男性も決して少なくありません。
恋人にはお互いが一番の存在であってほしいものですが、そのためには、信頼関係を築くことが大切です。征服欲という一方的な感情では、まず築くことができないでしょう。
このことを、征服欲がむき出しの男性たちが理解することができれば、征服欲で女性を自分のもののように扱おうとする男性も現象するでしょう。